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初・シブラク2

出囃子は、さすがに生ではなかったが、まずは1人目の柳家緑君さん。二つ目。演目は「大工調べ」。

1990年生まれ。若っ!っていうか、そんな驚くことでもないか。私が歳行ってるだけか。

かわいらしい(という印象もおばさんっぽいけど、、、)風貌で若々しく、エネルギッシュな一席だった。

 

お次は本日唯一落語じゃない人。講談師・神田松之丞さん。二つ目。演目は「天明白浪伝 金棒お鉄」。

まだ30代半ばやのに、なんだかものすごくベテラン感がある。講談師の人ってみんなこんな感じなんだろうか。落語も講談も、1人で何人も演じ分けるわけだけど、この演じ分けっぷりが本当に素晴らしかった。振り返ってみれば、この話、登場人物めっちゃ多かったはずなのに、身一つで演じ分け、またそれをこちら側も完全に理解でき、「あぁ、いったいどうなるんやろう」と息を止めてしまうほどのめり込んだ。詳しい人にはおなじみの話なのかもしれないけれど、全然知らん人間にとっては結末が気になって気になって。知らないっていうのは、いい面もあるのだな。

 

2分のインターバルをはさみ、3番目に登場されたのは立川左談次師匠。「宿屋の富」。

芸歴50年の大ベテラン。ご病気をされていたそうだけれど、ひょうひょうとしなやかなお話っぷりで、客席側の雰囲気もすごく楽しそうだな、と感じた。一気に江戸時代に連れてってくださった。

 

トリは桂春蝶師匠。唯一の上方落語の人。まさか上方落語が聞けるとは!演目は「芝浜」。

さすがの私も「芝浜」は知ってる。が、確かに師匠がまくらで話されてたように、夫の態度がひどい。酒ばかり飲んで働かず。妻はいじらしく支えているけれど、もうそんな男放っておけ!と言いたくもなる。

それを春蝶師匠流の解釈を加えた今回の「芝浜」、見事にクリアして、大納得の大団円。

いろんなくすぐりに笑わせられた挙句、サゲに向かう妻の独白部分では私も、周りのお客さんもホロリと涙腺が緩み、あちこちから鼻をすする音が。。。まさか、最後の最後で泣かされるなんて。おなじみのサゲも、新解釈だからこそ、より感動的に響いた。

 

。。。と、勝手に書いてしまったけれど、ド素人の個人的感想ということでご容赦を。。。

 

とにかく、衣装も道具の力も借りず、身一つで大きな物語を構築し、客をその世界に引きずり込むというのは、ものすごいことだな、と改めて思った。目の前に居るのは着物姿の男性なのに、憎々しい老婆やいじらしい妻の姿を、威勢のいい大工の棟梁や見栄を張るちんけな客の息遣いを、確かに感じたもの。

 

さすがにいきなり末広亭なんて無理だけど、”シブラク”、またふらりと見に行こう。ほんとに。

 

【2017.02.12 Sunday 00:32】 author : moriyaan518
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【2017.09.25 Monday 00:32】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント
シブラク、いいですね。
当日券も用意しているところもいいですね。
春蝶さんの落語も生で聞けて羨ましいです。
でもああいったような落語会って人気のあるものは本当なかなか行けないものも多くて・・・。

寄席、是非行きましょう!
私が東京に住んでいた頃、単純に面白いところに行こうと思い末広亭に時々行ってましたよ。別に落語に詳しくもないですが。
言っちゃ悪いですが、正月以外満員になることなんてよっぽどでない限りないですから・・・。最近は落語も人気があるので週末も混んでいるかもしれませんが。
東京は寄席が多いので本当おすすめします。

| fu | 2017/02/12 9:28 AM |
>fuさん
シブラクで初めて拝見した講談師の神田松之丞さん、
この4月からTBSラジオでレギュラー番組がスタート
してまして、毎週愛聴してます。おもしろいです。
3か月限定なのが悔やまれるー。。。
末広亭、意外と敷居が低そうで一安心。ただ、シブラク
もかなり人気でチケット争奪戦もあるらしいので、
チケットを取るのが難しいかもしれません。
| 森川アキコ | 2017/04/29 11:13 PM |
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